短編
□カラオケ
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__城壁の其の彼方 獲物を●る〜
「「イ○ーガァアアアア!!!!」」
初っ端から某巨人駆逐アニメのOPを歌ってすみません
久しぶりのカラオケでテンションMAXいっけー!!な名前です。
今日は、なんと…カラオケに来ているのです!!
今日は、なんと…カラオケに来ているのです!!
はい、大事な事なんで2回言いました!!
一緒に歌っていた桃太郎さんと無言でハイタッチし
曲を停止すれば、やっとカラオケ特有のCMに切り替わる
「にしても、よく喉潰れないね。名前ちゃん
30分はずっと歌ってたよね?」
「その程度で潰れるヤワな喉してませ…
ああーっ!!鬼灯さん、ピザ全部食べないで下さいよー!!」
私の隣に座ってお酒を飲む白澤さんを適当に
あしらってる間にも楽しみにしてたピザは鬼灯さんのリスの様に膨らんだ頬に消えていく。
くそ…食べ物の恨みは恐ろしいんだぞ…
「桃太郎さん…あの曲を入れて…」
「__!?まさか、あれを歌う気か!?
早まるな!!あれを歌えばどうなるか…!!」
「食べ物の恨み!!此処で晴らさず何時晴らす!!」
桃太郎さんが悔しげに唇を噛み締めながら
ピピッと操作してあの曲を入れる。
流れ出したイントロに合わせ、小さく深呼吸をし…。