暗殺教室@ゆめのなか。
□第零話
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渚side
4月某日――
僕ら椚ヶ丘中学校3年E組も、新学期を迎えた。
担任発表は、E組は教室で行われる事になっていたから、僕らは喋りながら担任の先生の到着を待っていた。
10分たった頃だろうか。ふと教室が静かになった。そして廊下から聞こえるペタペタという音。嫌な予感しかしなかった。
そして教室の扉が開く。
僕らが見たのは、黄色い、タコだかイカだかよくわからない生命体だった。その後ろには、怖そうなボディーガード風の男が数人。そして、最後に男の僕が見てもなかなかイケメンな日本人の男性が入ってきた。
その人が入ってきたのを見計らい、生命体は喋り始めた。
「私が月を爆発させた犯人です。来年の3月には地球も爆発させる予定です。」
そう、ついこないだの話だ。月が、爆発した。月は三日月形に穴が空いていた。ニュースによると、7割蒸発している、らしい。
生命体は続いてこう言った。私は、このクラスの担任だと。僕らは、一年以内にこの生命体を殺さなければいけないのだと。
みんな、4、5つ程突っ込ませろ!と思っただろうが、烏間という防衛省の人(さっきの日本人のイケメン)の話を聞いていると、どうらやら本当のようだった。
そして、BB弾とゴムのようなナイフが一人に一つずつ配られた。
―それから、僕らはこの非日常のような日常に慣れていったのだった。
2週間たった頃、E組に編入生がやって来た。まさか、この時この編入生が来ることで僕らが色々巻き込まれるとは思いもしなかった。
「では、今日はE組に新しい仲間が来ます、結城さん、入ってきなさい」
教室のドアが開――――
かなかった。さすがに殺せんせーもおかしいと思ったのか、教室の外を覗く。
「結城さん?」
「.........やっぱ無理」
「結城さん?」
「先生、早退しm「駄目です」」
「は?」
どうやら言い争っているようだった。