幸せの神様
□いきなり何!?
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……クラスに戻ってくると、先生が入ってきて、HomeRoomを始めた。
なんと、私のクラスにその三下が来るみたいだ。
あー…なんて最悪な日なんだろ。
どうせ、ミーハーだろうし…
とか思っていると、そのケバ子が入ってきた。
うわ、真ピンクの髪にピンクの目って思いっきりケバ子じゃん。
絶対近寄らないどこ…。
蘭「氷帝学園からぁ、転校してきたぁ…溝口蘭でぇすぅ。女の子はぁ、近寄らないでねぇ…ウザいからぁ」
てめぇの方がうぜぇよ!!
先「じゃ、溝口は水野の隣な♪(ニコッ」
蘭「何でぇ女の子の隣なのぉ??」
先「空いている席が無いんだ。我慢してくれ。」
蘭「分かったぁ!!」
キモ…ウザイ…。
『……ねむい…』
先「水野は寝るな!!」
『チッ…』
これが私の楽しみだ。
嫌、この後が私の楽しみだ。
フフ,最初で最後の悪戯の始まりね。
私は予想だと、合宿の途中に依頼が終わるのよね…。
嗚呼、楽しみ過ぎる…。
早く早く、遊びたい。
先「と言うことで、HomeRoomを終了する。」
あ、HomeRoomが終わったっぽい。
フフ,どう来るのかな…
楽しみ楽しみ…フフフ…
私って狂ってるのかな…。
蘭「水野さぁん、ちょっと良い?」
……キモい……ウザイ…
『……何ですかぁ?ご用件を早く言ってくださぁい』
蘭「此処じゃあれだしぃ、場所を移動しよぉ」
『良いですけど、早くしてくださいねぇ』
嗚呼、疲れる…
……何処かと思ったら屋上だった。
『で、何?』
蘭「ウザいからアンタ自殺してよ!アンタがあのイケメンと話してるとこ見たんだから!!」
『……意味が分かりません。』
蘭「アンタのせいで、私が逆ハー出来ないの!!だから、さっさと死になさいよ!!」
ドンッ
うわ、このケバ子、押すとか無いわ…。
ああ、此処で死んだことになるのか…
ガシッ
ん?《ガシッ》?
目を開けてみると、幸村が私の腕を掴み、助けてくれていた。
幸「大丈夫かい?水野さん。」
っ…此奴に助けられるなんて…
『……ありがとう…。』
蘭「な、何でぇ!!何でそんな地味子を助けるのよぉ!!」
幸村は私を屋上に下ろした。
幸「は?君よりはマシだからだよ。君よりは何倍も可愛いし、何倍も役に立つ。だからだよ。」
蘭「な!?私が役に立つ事証明してあげるんだからぁ!!」
……何故、役に立たないのを知ってて、マネージャーにするんだろ。
可笑しい人。
……まあ、助けてくれたし、お礼くらいはするかな。
『幸村、助けてくれてありがとう(ニコッ』
……何故、顔を紅くするんだ?
意味が分からない。
……あ、確か三下でもこの学校では一番偉いんだっけ?
マネージャーの事納得できた。
幸「……水野さんもマネージャーだから、仲良くしないと駄目だよ?後、君は先に帰った方が良い。先生が探していたみたいだよ。」
蘭「わ、分かったぁ!ありがとう、幸村くんvV」
……ウザイ…。
こうして、ケバ子は去っていった。
幸「で、水野さんに聞きたい事があったんだよね。」
『……何ですかぁ?』
幸「君は何で諦めた感じで落ちていこうとしてたの?」
おうっ!?痛い所を突いてくるな…。
『別に、私の勝手でしょう。』
幸「勝手じゃないよ…。俺が何のために君をテニス部マネージャーにしたと思ってるの……。」
『私にとって、どうでも良いです。』
……さっさと帰りたい…。
幸「……絶対死んだらダメだよ?」
……何故、この男は抱き付いているのか…。
『どうでも良いですが、何故抱き付いているのかが気になります。』
幸「ん?気にしない★」
『気にします。ハァ…もうそろそろ退けないと、キレますよ?』
幸「キレても怖くないから良いよ。」
『……退けろ。』
私は殺気と言っても3分の1のだが、出してみた。
幸「フフ,可愛いな〜…」
何か力が強くなりました。
『……離しなさい。どうせ、すぐ離れるんですから。』
幸「離れる?どういう…」
『嫌、キチンと言えば、離れさせるんだな。私が貴方達を…。』
……さっきから視線を感じますね…
『ちょっと幸村良いですか?』
私は幸村を押し退け、視線を感じる場所に移動した。
『スゥ…テニス部さっさと出てこないと目玉をほじくるぞ♪』
↑まっくろくろすけ出ておいでのノリで。