☆最強男装女子★

□男装好き女子(嘘)が来たァァァ!!
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……あれから、数時間経って…悲鳴が聞こえた。多分、虐めだろう。私は、その悲鳴が聞こえた場所に猛ダッシュしていった。

―裏庭―

『何してるの?』

「誰よあんた!!あんたには関係ないんだから退きなさいよ!!この人はテニス部マネージャーだから虐めてるの!!狡くない?私達がマネージャーをしたいって言ってもやらせてもらえないのに…この子だけ…。」

理不尽な…

『だからって虐めるんだ。へぇ…そこまでしてテニス部に嫌われたいんだ。虐める奴ほど最低な奴は居ない。抹殺されたくなければ、今すぐ此処から失せろ。10秒以内にね…10…』

「ヒッ!?っ…覚えてなさい!!」

……お決まりだね。お決まりの言葉を言い、彼女達は去っていった。

『大丈夫?』

梨々香「触らないで!どうせ貴女も彼等に近付くために私を助けたんでしょ?バレバレよ!!」

『は?(激黒)』

……何で私(わたくし)があんな餓鬼に近寄んなきゃいけないのよ…(怒)

梨々香「嘘ついても分かってるんだからね!!」

『……ハァ…此処まで馬鹿とは…呆れる。良い?私はあんな餓鬼の集まりはどうでも良いの。私は、虐めを止めるために来たの!!ふざけないでちょうだい。何故、私があんな糞餓鬼に近寄んなきゃいけないのよ!!あんな糞餓鬼なんて殺しても良いくらいどうでも良いの!!』

私は、憎しみ∞怒り≠ェ沢山詰まった目で見た。

梨々香「……何でそんなに嫌いなの?」

『私はそもそも私以外の人間が嫌い。と言うか、信じられないの。だからよ。』

……すると、タタタと足音が聞こえてきた。

『貴女の王子様のご登場ね。見てなさい、彼等は今の状況で私を犯人にし、暴力を振るったりしますから。』

梨々香「えっ!?」

『止めなくて良いですよ。私はすぐ居なくなるつもりでしたから。』

―ダダダ―

丸井「梨々香!!」

切原「やっぱてめぇもミーハーじゃねぇか!!」

案の定、殴られました。まあ、黙って見てるほど私は馬鹿じゃないので、

『それは、果たし状とお見受けしても良いという合図ですかね。』

梨々香「っ……!?待って!!赤也」

切原「何でッスか!?梨々香先輩を虐めたんすよ!!」

『全く……これだから単純な馬鹿は困りますねぇ…。ね?梨々香さん、彼等は私の言った通りにしていたでしょう。男は所詮そんなものなんですよ。お分かりいただけましたでしょうか。全く……また手続きしなければいけないですね。めんどくさい。』

梨々香「っ……。皆聞いて!!水野さんは私を助けてくれたの!!」

丸井「は?こんな奴庇わなくて良いぜ!!梨々香」

……馬鹿にも程があるでしょう。

『めんどくさい。はいはい、私が虐めました。これで文句はありませんね。あーあ、これだから私以外の人間は信じられないんですよ。何時騙されるか分からない状況で生きていける貴女が羨ましい。私ならすぐ身を投げ出して死にますね。』

幸村「!?」

『何も見ていないのに犯人扱い?ハッ、そんな洞察力しかないのによくテニス出来ますね。はっきり言って



















貴方達は、テニスを嘗めてるだろ。















全く…無駄骨でしたわ。そんなんなら、この子を虐めていた子を追い払わなくて良かったわね。こんな馬鹿共が守ってくれるなら。私は、こんな怪我を負わなくて良かったわね。』

私の腕は、三ヵ所ほど切り傷があり、血がダクダク流れていた。

ジャッカル「!?大丈夫か!?」

『これで大丈夫でしたらどんだけ私は超人ですか。ま、こんなのアレに比べれば痛くもなんとも無いんですがね。』

柳「アレとはなんだ?」

『人体実験。』

「「「「「「「え?」」」」」」」

『私は人体実験の実験台にされましたけど。何か?』

ジャッカル「イヤイヤイヤイヤ!!何か?じゃねぇだろ!!お前良く生きてられたな!!」

『は?(激黒)』

柳生「……貴女は辛くなかったのですか?」

『辛かったけど…助けてくれる人居ないから私は諦めたの。だから、人間なんて信じられないの。』

憎しみ∞怒り≠フ籠った言葉遣い&憎しみ∞怒り≠フ籠った目で見た。

『……で、話すけど…私を実験台に使った人はもう死んでるよ。』

仁王「じゃろうな…。」

『ベルが殺してくれた』

梨々香「ベル?」

「「「「「「ハァ!?」」」」」」」

ピロリーンピロリーンと携帯が鳴った。

『はーい、あ!ベル』

ベル「ん、俺の姫やっほー♪今どこ?」

『ん?今は…学校の裏庭!!』

ベル「ん、分かった。今行くね」

『はーい、』

プツッ…

『……今、来るから。見たらわかる。』

幸村「君は…何で学校に来たんだい?」

『虐めを止めるために来たの。他に何がある?』

切原「嘘言うなよ!!」

『……ベル早く来て…(怒)』
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