幸せの神様

□あ、今日合わせて後2日か。
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……おはようございます。

いきなり合宿ですみません。

は、良いんですけど…

『何故、私は白髪に抱き付かれているのか…。何故、私が睨まれなければならないのか…不思議だ。』

……そう、白髪こと仁王雅治に抱き締められて、溝口蘭に睨まれていた。

仁「良えじゃろ。水野も喜んどるようじゃし。」

『早く離してくれます?私、貴方達以外の人で好きな人が居るんですよ。』

……あ、墓穴掘った……ιι

幸「好きな人?」

ヤバイ…どうしましょう…

蘭「何だぁ、好きな人居るんだぁ…じゃあ、何でマネージャーになったのぉ?」

『は?ウザイんで私の視界に入るなキモい。』

あ、勿論これはバスが来る前の会話ですよ。

柳「……それで、水野の好きな人とは?」

『テニス部ではない。それだけ言っとくよ。あ、そうそう。私、この合宿の途中で居なくなるから。』

「「「「「「「「「ハァ!?」」」」」」」」」

……ん、完全一致。

当たり前だよね…。

柳生「どういうことですか!?」

『そのままよ。…その時まで宜しく。』

ああ、多分私は嬉しそうな顔してるんだろうな…

『ね?幸村にも言ったけど、どうせ、すぐ離れさせるんだって。』

幸「駄目だよ?嘘ついたら。」

『嘘ついてませんよ?』

柳「では、俺にキスしてみろ」

は?

何言ってるんだこの人…

全員は?って顔してるし…

ま、キスだけだし、良いか。

チュッ

柳「!?////」

『自分で言ったんじゃない。これで分かった?あ、逆に好きな人の事が嘘と思われたかな。ああ、そうそう。好きな人はお父様とお母様よ。もうこの世に居ないけど。』

……あながち間違ってないけど…嘘だ。

ポロッ

蘭「何、そのお父様とお母様って死んでるの?ザマァ」

『……貴様、お父様とお母様を侮辱するか!!』

お前より高貴な人なんだぞ!!

これ、死刑並みにヤバイわ。

仁「溝口、今のは水野に失礼じゃ。謝りんしゃい」

今のは?さっきから失礼ですけど?

蘭「はーいvVごめんねぇ、水野さん」

『貴様、後で覚えとけよ?私を怒らせたんだ。死刑では済まないぞ。』

ジ「水野、口調が可笑しい。」

『おっと、失礼♪(ニコッ』

……何故、顔を赤くする?

『あ、バスが来たみたいですよ。私は一人で乗りたいです』

柳「駄目だ…。水野は俺と乗るみたいだぞ。」

『……そうですか…(シュン』

柳「可愛い…」

『……?』

柳「何でもない。」

……この糸目…セクハラだ。←←

『…まあ、良いです。バスに乗りましょう。』

このあと、私はバスの中でずっと柳の肩を借りて眠ってました。

合宿所に着くと、まず、溝口は私に鞄を持たせ、何処かに行きました。

腹立ちます。

三下の癖に…

仁「水野、さっさと俺の荷物も運ばんか!!」

プチッ

『あ゛?てめぇ…マジふざけんなよ?何、さっきから調子に乗ってるの?馬鹿なの?アホなの?あー、ウザイ。だいたい…』

そう言いかけて、辺りを見回した。

……あ、あれ?今日だっけ?

依頼終わるの…

『……依頼…終わったの?』

ハッ!?つい、言葉に出してしまいました!!

私は鞄を置き、その人物達に抱き付いた。

『焔漓!!讖!!(ギュー』

焔「彩花様!!」

讖「彩花!依頼、終了した。だから、バラしても良い。」

『本当!?良かった…このままじゃ、いつバレるか分からなかったもん。』

……他の人がポカーンとしている。

『……フゥ…』

跡「マネージャー、自己紹介しやかれ」

丁度良いので、私は、ヴィッグとカラコンを取り、教壇の前に立った。

『どうも、水野彩花と名のっていた、エンゼル・D・アヤカです。あ、私神様だから(ニコニコ』

仁「!?」

幸「神様?君は馬鹿になったの?」

『は?証拠、見せましょうか?』

ニコニコしながら、私は虹色の翼で飛んで見せた。

讖「流石彩花。可愛い…」

焔「……アヤカ様は何時でも可愛いですよ。」

『可愛くはないよ。』

全く、私の何処が可愛いのか分からないな。

讖「ま、今日からもうマネージャーではないがな。」

……ま、そうね。

『あ、讖、聞いてよ、そこの溝口蘭はお父様とお母様を侮辱したのよ?』

焔「な!?何と命知らずな…。アヤカ様のお父様とお母様はイタリアの王とその王妃なのだぞ!?」

蘭「えっ…!?」

『その子って事はどういうことか、分かるよね?クスクス』

焔「姫様、すごく悪い顔してますよ?」

あらやだ恥ずかしい。

讖「……アヤカ、準備出来た。」

『分かった。今行く。』

……此処からが私の楽しみなんだよね〜…

幸「準備って何の?」

『え、貴方が頼んだんでしょ?KITUNEのサプライズコンサート。』

幸「え…KITUNEのボーカルって…アヤカさんじゃ…」

『だから、私がアヤカだってば♪(ニコッ』

幸「ええ!?」

『まだ…分からない?』

ムカついたから、ウルウル攻撃をしてあげた。
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