江戸時代にトーリップ!!
□修学旅行二日目
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……帰ってきてから二日目
ボクは歌舞伎町の街中を歩いていた。
勿論、水野彩花として…着物と櫛をつけて…
少し歩いていくと、何か声が聞こえた。
「高杉さん!!サイン下さいッス!!」
「サインだぁ?…フッ、良いぜ。」
高杉?
まさか…
高「彩花?」
『っ!!』
高「てめぇ……今まで何処に居やがった。
てめぇのせいで先生は死んだ…
てめぇは絶対俺が壊すからな」
ボクのせいで先生が……
死んだ?
どういう事だ?
ボクが居なくならなければ、先生は生きれた?
『そか。ボクのせいか。ねぇ、晋…嫌、高杉。刀を貸してくれないか?少しだけ…』
高「あァ?誰が貸すかよ。」
『そっか…そうだよね。ボクはあの時消えてしまった。
嫌われて当然だ。
サヨナラ、高杉。銀時達に宜しく。
ボクは先生に会いに行くよ。』
ボクが笑って言うと、高杉が顔色を変えた。
高「っ…理由次第で生かしてやるぜェ?」
『いや、良いよ。生かしてもらわなくて。ボクは疲れたし…丁度良いんだよ。もう、辛い思いなんてしたくない。それに、ボクが死ねば…戦いも全て消せるかもしれないし……。』
生暖かい水がボクの頬を伝った。
『なら…消えるのが早いだろう…』
ポタリ…ポタリ…
高「っ………」
グイッ
ギュッ
高「悪かった。悪かったから、消えないでくれ。」
初めて聞いた…晋介のか細い声…
『……高杉?』
高「昔みてェに晋助って呼べ」
『晋助?』
高「あァ?」
『離して(ニコッ』
高「嫌だ」
離してくれない(泣)
『むぅ………』
「あの…さ、本当にお前…水野?」
『ん?』
其所には、切原と柳が居た。
『柳と切原…か。』
切「……本当はミーハーだったんじゃねぇッスか。」
『ミーハー…ねぇ………ウザイから
殺すよ?』
高「……」
ギュゥゥゥゥウ
何か絞める力が強くなったんだけどォォォォォオ!?
『……柳も止めなさいや。本当…
使えないゴミだな』
"使えないゴミ"は少しだけ殺気を込めて言ったよ。
柳「ッッ!?」
『……晋助、離れて?(ニコッ』
高「ヤダ。」
あの…すいません、晋助がめっちゃ可愛いんですけど…どうしました?
『〜〜〜〜っ//////』←悶え中
柳・切「何このバカップル」
『ば、バカップルじゃないもん//////』
高「ククッ…良いんじゃねぇの?バカップルで」
『や、やだよ//////』
高「ァ?聞こえねぇなァ…彩花」
『う、五月蝿い//////』
高「顔が真っ赤だぜェ?」
『う、五月蝿い//////ばか//////』
柳「そのままくっ付かなくて良いんだが…(ボソッ」
『ん?』
首を傾げたら顔が赤くなった柳。
『ねえねえ、晋助、今何か可笑しかった?』
高「っ///この鈍感が。」
『???なあ、切原?』
切原も顔が真っ赤でした…(汗)
『……(汗)』