千夜の書庫

□ムシブギョー集
2ページ/3ページ

「あの、火鉢殿?自分は男子ですので…このようなかわいい髪型は…///」
「ふーん…可愛いのに、まぁいいわ
はいできたわよ。」
「あ、火鉢殿ありがとうございました!!」ガバチョ!!
「はいはい。ほらさっさと小鳥さんのとこに行ってきなさいよ。昨日よばれてたでしょ?」
「あ!そうでした。行ってきます!!」
火鉢はその後ろ姿を見送るとまるでイタズラが成功した子供のように笑った。
(成功ね!帰ってきた時月島はどんな反応するかしら?)
そう火鉢は髪をくくったついでにゆるーく三つ編みにしていたのだった。
(今度は簪とかもいいかもしれないわね(笑)あ、小鳥さんに口止めに行かなきゃ!!)
火鉢がそんなことを考えてるとはつゆ知らず月島はいつものように見回りをしていた。
(やはり髪は結んであった方が楽ですね!!あ、あそこにいらっしゃるのは恋川殿!)
「恋川殿ー!」
「ん?カカッよお兄ちゃ…」
挨拶の途中で止まった恋川が気になったのか首を傾げる月島に
「ああ、いやえらく可愛いことになってんなぁww嬢ちゃんにしてもらったのか?まぁ似合うぞ」
「あ、はい!火鉢殿に紐を借りました!でも可愛いこと…あぁ!?」
月島が髪を見てみるとゆるい三つ編みがしてあった。
「うぅ…火鉢殿ぉ…///」
「まぁいいじゃねーか気分転換ってことでよぉ」
「よくありません!一日中この格好でいたなんて…///」
「カカッ!」


その後数日間ほど月島は火鉢を警戒していたとか。
END
nextあとがき→
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ