短編

□あなたに愛を込めて。
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お豆腐が大好きな、斎藤さん。だから、お菓子にも、ちょっと工夫してみた。

『斎藤さん。舞桜です。入っても、よろしいですか?』


「舞桜か。あぁ、入ってもかまわぬ。」

部屋に入り、彼の正面に座る。


『‥‥‥‥‥‥。』

えっと、どうしよう。いざ、渡そうと思ったら、緊張してきた。

とりあえず、普段の話をしながら、さりげなく…。

『いつも、お仕事お疲れさまです。今日の巡察は、いかがでしたか』

「特に変化は、なかった。ただ、甘味屋で、しょこらあとなるものを売ってあり、女子がたくさん集まっていた。」

町でも、そうなんだ。

『…実は、わたしも斎藤さんにお菓子を作ったんです。今日は、…大好きな人にお菓子を贈る日で……。
それで、斎藤さんお豆腐が好きだから、そんなお菓子がないか調べて。

あの、食べてもらえますか?』

なんとか、豆腐入りチョコケーキを渡した。


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