短編

□あなたに愛を込めて。
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沖田さん、どんな反応してくれるかな。
甘いものが好きだけど、これも喜んでくれるかな。

屯所内を探していると、縁側で日向ぼっこ中でした。

「舞桜ちゃん、ここ暖かいよ。となりにおいで」

振り向いて笑顔で誘ってくれました。

『暖かくて、気持ちいいですね。』

「でしょ!?まだ寒い時期なのに、こんなにきれいな晴天珍しいよね。
……あれ?手に持ってる、それは何。」


そうだ。大事な目的を忘れかけてた。


『実は、今日わたしの世界では、バレンタインデーといって、大好きな人にお菓子を贈る日なんです!
だから、わたしも沖田さんに作ってきたんです。食べてもらえますか!?』

ドキドキと緊張しながら、フォンダンショコラを差し出した。


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