短編

□クリスマス☆プレゼントは
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今日は、クリスマスイヴ。

舞桜は、自宅で料理を並べながら、愛する旦那さまの帰りを待っていた。


2月に結婚してから、はじめてのクリスマス。


世の中の女性は、もちろん。こちらの若奥さんも、朝から頑張って準備を進めていた。


リビングの時計は、もうすぐ7時になろうとしている。


『まだ、帰ってこないかな‥‥。』


今日は、まっすぐ帰るって言ってたよね?
舞桜の心の中は、旦那さまのことでいっぱいだ。



仕事熱心で仲間思い、穏やかな眼差しで愛情をくれるあの人‥‥。


いつも誰かをからかうのが好きで、時々猫みたいにわたしにべったり甘えたになるあの人。


もの静かで、すごく生真面目。なのに、天然のかわいい一面もあるあの人。


ひまわりのように、周りを明るくさせ、わたしをいつでも笑顔にしてくれるあの人。


小さな変化にもすぐに気付き、わたしを第一に考え守ってくれるあの人。


高飛車オレ様が第一印象。でも、わたしの意思を尊重し、そばで見守ってくれるあの人。




本当にあの人と結婚して良かった。

本当に‥早く帰ってこないかな。報告したいことがあるんだ。



“貴方の赤ちゃんを身ごもりました。”って‥‥。


どんな反応見せてくれるかな?


『早くパパに会いたいね♪』お腹を手をあて、話しかける。


‥ピンポーン♪


帰ってきたみたい。
玄関へ急ぐ。 あ、走ったらダメダメ。赤ちゃんがびっくりしちゃうね。


ガチャ!
『おかえりなさい!
お仕事お疲れさまでした。』



それでは、ディナーの開始。みんなのところにも、サンタが来て、幸福が舞い降りますように。



メリークリスマス♪♪

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