短編
□迷子の子ネコ
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『迷子のっ、迷子のっ、子ネコちゃんー♪
あっなったーの、お家は、どっこーですかー♪』
こんにちは。舞桜です。
こっちにトリップして、3ヶ月。少しずつ、江戸時代の生活にも、慣れてきたかな。
そして今日は、2月22日。
ニャン×Bで、ネコの日ですね
しかも、日曜日で、いい天気。
午前中のうちに、ある程度の家事は終わらせ、屯所の縁側で、日向ぼっこを楽しんでいた。
最近は、日中あったかくなって、梅の花や菜の花がきれいに咲き始めたし。
『ちょっと、お出かけしたいなぁ‥‥』と、考えていたら、土方さんから、お使いを頼まれました。
ついでに、町中を散歩して来てもいいって。
キャー!
土方さん優しい、大好きと、飛び出したのが、二刻前。
江戸の京都は珍しいものばかりで、甘味屋でお団子食べたり、小間物屋で化粧品や櫛・簪、巾着を見て楽しんだ。
あ、ちゃんと土方さんからの用事も済ませたよ♪
通りを楽しんだ後は、自然ウォッチしたくて梅の花を眺めるために神社巡り、川端で菜の花を愛でていたんだけど‥‥
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