異国の日常

□第13話
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私は劉の後に着いていった。

それにしても、予想どうり阿片の匂いが充満していた。
なぜわかるのかって?
職業上抵抗をつけることもあるのよ。

「あまり吸わない方がいい」

劉はさっきそういった。
確かに薬だからね。

私は浴衣の袖で口元を覆う。

奥まで行くと一つの扉があった。
劉は鍵を使って開け中に入って行く。
私も慌てて追いかけた。


「さあ着いたよ」

扉の向こうは劉の部下たちがいる所で、劉の部屋?住居スペース?はさらに奥だった。

「かなり奥だな。」
「でも、抜け道なんかもあるし、窓もあるから何かあっても安全だよ」
「抜け道はともかく、窓は危険じゃない?その…遠方射撃とか」
「そんなもので我が死ぬと思うかい?」
「無理ね」


「義兄さん」
不意に私でも劉のものでもない声が聞こえた。

驚いて声のした方を見ると1人の少女が立っていた。
顔立ちからして中国の子だ。
服装は…女の私から見ても目をそらしたくなる
程だった。

最近の子って……発育いいんだなぁ
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