文学者達ノ恋模様
□白虎と羅城門の鬼A
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「は、はぁッ……ん、ふ、うぅ……」
手錠で繋がれてから、どれくらい経っただろうか。
三十分、一時間?もしかしたら、もっと長いかもしれない。気の遠くなりそうなほどの時間。
その間ずっと、敦は放置されていた。
体に触れているのは、ナカで蠢くローターだけ。芥川は、スイッチを入れっぱなしにして、どこかへ行ってしまった。
イケそうでイケない。
もどかしくてしかたがない。
「う、うぅ、ん……あ……」
イキタイ、
それ以上に、アイタイ
「あ……くた、が、わぁッ……あ、んッ」
そう口にしたとき。一つしかない扉が開き、そこから彼が姿を表した。
「……」
「ば、ばかぁ……ッも、僕、むり、だし、んッ……おまえ、どっかいくなよぉ………ッ」
火照った体をもて余した敦に、芥川は服を脱いでから覆い被さった。
体の下で、敦がびくびくと震えた。
「ふ、ぅあッ」
「そんなに、僕が恋しかったか?」
言いながら、敦のナカで動いていたローターを引き抜く。
ぴくんと敦の体が仰け反る。
何もなくなったソコに、芥川は、己の其れを捩じ込んでいく。
「う、あ、ぁ、あ、あ、ッ、ッ」
敦の色白の腰が、かくかくと震える。
「ッ、食い千切られそうだな……」
「あく、あくた、がわ、も、イキた、あ、あん、あッ」
焦らされた分、溜まっていたのか、白濁を沢山吐き出す敦のそれ。思わぬ締め付けに、実はずっ扉の向こうで敦の様子を見ていた芥川、巻き添えを食らう。
「くッ……」
「んあっ、ふ、、う、、、ナカ……あつい…んッ」
芥川のソレの律動が終わり、一瞬気を抜いた敦。手錠がはずされ、やっと終わるかと思いきや。
「あッ?!!」
ぐるんとひっくり返され、またもピストンが開始される。
「あ、あ、何ッなんで、今、イッたばっか、な、あんッ」
「……僕を巻き込む何て、良い度胸だな、人虎?」
「ひ、、あッッ、、んあッ」
喘ぐ敦を見ながら、次はどれで遊ぼうかと、芥川はほくそえんだ。