文学者達ノ恋模様

□「もっと」
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「ふあぁぁッ」

 薄暗い部屋で、敦の喘ぎ声が響く。床にうつぶせになり、艶かしく腰を付きだしている。その後ろから、中也が覆い被さっていた。
敦の中に自らのモノを深く突きさして、器用に上下させる。動かす度に、卑猥な音が鼓膜を襲う。

「ちゅ、やさ、はぁッおねが、もぅっ」
「ッ……!」

 涙で潤んだ瞳に懇願され、中也は思わず奮い起つ。心音が煩いほどに高鳴り、中也の動きをはやくする。

「ひ、あ、あ、あッッッツッッツッッ!!!」
「くッ……」
 
脈打つ敦のナカに白濁を種付する。
絶頂の余韻でびくびくしている敦。大分、クスリは抜けただろうか。1度休憩を挟もうか。そう思い、彼のナカから出ようとすると。

 腕を掴まれた。
 濡れそぼった瞳が、発情したカラダが、上気しきった頬が、中也のなけなしの理性ぐらつかせた。
 極めつけは、肩で息をする敦の、言葉。

「まだ……ぜんっぜん足りない……です……ちゅーやさん………」


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