文学者達ノ恋模様
□罰げぇむ
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胸の突起を擦られた瞬間、俺のものとは思えない声が。
「…中也、ここ、感じるんだ。女の子みたいだね」
「は、はぁ?違、あぅ」
「指でされるの、気持ちい?」
「や、馬鹿が、ん、そんな訳…はぁっ触ん、なっ」
なんだこれ。体が勝手に熱くなっていく。ジンジンと、奥から何かが這い上がってくる。
「接吻して、胸を触っただけなんだけど…中也、もしかして勃ってる?」
「あぁ?!んなわけ…ひゃうっつ」
太宰が薄いシャツをめくりあげ、俺の秘部に手を滑らせてきた。
そんなつもりはないのに、ビクビクと体が勝手に反応してしまう。
「太宰、やらってばぁ」
「…ふふ、そんなこと言って、本当は……って、え?ナニコレ」
珍百景。
太宰が見付けたのは、間違いなくウゴウゴしているアレ…玩具だろう。
体がカッと熱を持つ。
見られてしまった。
恐怖よりも大きな羞恥心が一瞬で沸騰する。
「これ…きもちいの?」
「は?」
「…気持ちいいの?」
「いや、痛いし気持ち悪い。取り出したい」
「えー本当に期待を悉く裏切るなぁ。そっか、気持ち悪いんだ」
なら、気持ちよくシテアゲル。
「ん…ぃぅ……太宰、痛い…おい、外すんじゃ、う……なかったのかよ…」
この狸野郎。
取り出すところか、うにうにと中でうごめかせる。気持ち悪い。
気持ち悪い、はず、なのに
「あっ…ぁぁあああああッッ」
太宰の動かしていた玩具が、ある一点を突き上げた瞬間、ぶっ飛びそうなほど苦しい快楽が、脳髄を駆け巡った。
「はぁっ、あ、あ、なんっ……なんだよ、これぇっ」
「ふふ」
「あ、あ、あ、太宰、やめっ、ぁあああっ」
がくがくと腰が揺れる。太宰は逃げ腰になった俺に覆い被さり、後ろから小さく囁く。
「イきたい?」