お題文
□助手
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(――助手side)
ホグワーツを卒業してから3ヶ月。なんとかもぎ取った休日の前夜、念願だった教授の研究室に来ることが出来た。
「教授ー!ただいま帰りましたー!」
「ここはお前のうちではないぞ」
「まあまあ堅いことは言いっこなしですよう…って、うわああ、なんかもう懐かしいー!何も変わってなーい!」
ぐるりと部屋を見渡して、ソファーに腰を降ろす。壁いっぱいの瓶も、教授の机の上に高く積まれた羊皮紙も(多分生徒たちが提出したレポートだろう)、全部いつも通りそこにあって嬉しくなる。
ついキョロキョロしていたら、教授に近くの本でコツンと頭を小突かれる。結構地味に痛かったので涙目で睨んだが、完全に無視された。
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