お題文
□考えて行動しよう、な
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いつかこうなるとは思っていた。
あいつらが放っておく訳ないんだから。
「おい、スニベリ―。最近レイブンクローの日本人と付き合ってるらしいな」
「いつも一緒にいるらしいじゃないか。今日はどうした?」
「…お前達には関係ない」
行く手を塞がれて、小さく溜め息をつく。
ブラックとポッターは何が面白いのかニヤニヤしながら、さらに続けた。
「お前とよくお似合いの、根暗なやつなんだろ?俺たちに紹介してくれよ」
「リリーより素敵な子なんているわけないけどさ、興味あるんだよね。スニベリーと一緒にいるなんて、どんなもの好きなんだい?」
「……はぁ、そんなに会いたいなら勝手にすればいいだろう。ただしどうなっても僕は知らないからな」
「はぁ?どういう意味だよ?」
ブラックとポッターが眉を潜めていると、上から聞きなれた声が降ってきて――。
「あっスネイプ先輩!お待たせしてすみませーん!すぐ行きますね―!」
ドタバタと音を立てながら、あいつが階段をかけ降りてくる。
「…は?おい、まさかあいつがスニベリ―の彼女なのか?」
「………」
「無視すんな!」
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