お題文
□神様、俺に休息を(今回ばかりは神頼み)
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「ちょ、ん、無理ですって!痛…っ」
「…大きな声を出すな、大人しくしていろ」
「スネイプ先輩、無理矢理やろうとしても駄目ですよ。ぃ、痛いですってば!」
「一瞬のことだ、我慢しろ」
「んん…っ もうやだぁ」
いつもの空き教室。
レギュラスは扉を開けようと手を伸ばし――そのまま固まってしまった。
中からは聞こえる声は間違いなく先輩と友人のもので、しかし、なにやら会話の内容や雰囲気が明らかにいつもとは違っている。
(これは…まさか…)
あの2人に限ってそんなことは…いや、でもセブルス先輩も男だし…、とレギュラスが悶々としていると――
「やっぱりわたし達だけじゃ無理ですよ!とりあえずレギュラスに助けを求めましょう!」
女子生徒の声が聞こえてからすぐ、ガラリと扉が開き――
「あ!ちょうど良かった!レギュラス助けて!」
「え、あ、あの…」
「先輩と手くっついたまま離れなくなっちゃったの!」
「…はい?」
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