お題文
□片付けはやっぱり俺か
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「レギュラスの誕生パーティーをやりたい?」
「はい!多分寮でもやると思いますけど、せっかくだし3人でお祝いしたいなって」
「あ―…まぁそんなに大袈裟なものじゃなければいいだろう」
「わぁーい!ありがとうございます!じゃあ早速準備に取りかかりましょう!」
「…うん」
「飾り付けはもう考えてきあるんですよね―」
じゃーん!と、どや顔で見せてきた紙は、なにやら色とりどりに塗られてはいたが…
「…まったく分からん。お前、絵下手すぎるぞ」
「ちょ、ま、そんなことありません!ここが入り口で、ここに看板をかけてー、あと星とかキラキラしたのを浮かべて…って、ほらちゃんと描けてるじゃないですか」
「…星?この…あー…塊のことか?」
「ですです!大広間のロウソクみたいに、魔法で浮かべようと思っているんですよ〜」
絶対素敵ですよ!と一人興奮する彼女にスネイプは、(で、その魔法をかけるのは結局僕になるんだよな…)とひっそり溜め息をこぼした。
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