お題文
□父親になったつもりはないが
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天気が良くて、ぽかぽかと暖かい日曜日。
スネイプ、レギュラス、そして何故かスネイプになついているレイブンクロ―の女子生徒は、空き教室で各々宿題だの読書だのをしていたのだが。
――ガタンッ!
突然女子生徒が立ち上がり、叫んだ。
「やっぱりこんなにいいお天気の日に室内にいるなんて勿体ない!もうすぐお昼ですし、ハウスエルフ達に頼んでサイドイッチを作ってもらって、ピクニックしましょう!」
そのあまりの唐突さに、レギュラスはぽかん、と目を丸くして固まった。手元の羽ペンは、じわりと羊皮紙に染みを作っている。
その横でスネイプは、はぁ…と溜め息をつくと、読んでいた本を閉じ、立ち上がった。
「…行くぞ、レギュラス。こいつはこうなったら、逆らうより従った方がマシだ」
「………え、えぇ、分かりました」
「じゃあわたしはキッチンに行ってハウスエルフに料理を頼んでくるんで、2人は先に行って場所の確保をお願いします!」
そう言うが早いか、バタバタと廊下を走って行く女子生徒。
スネイプとレギュラスは顔を見合せ、やれやれと溜め息をついた。
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