お題文
□ご飯食べましょ
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「教授ー、ご飯出来ましたよー！教授ー！」
「……あぁ」
「ほら早く…って、ん？」
(なんかものすごく険しい顔してなにか考えこんでるなぁ。テーブルの上のプリント…あぁ、あれが原因か)
「それってこの前教授が実験してたやつじゃないですか。なにか問題がありました？」
「うむ、ここのデータがうまく取れんのだ」
「どれです？…ふむふむ…ん〜、多分ここでの撹拌が多いんじゃないですかね？２回じゃなくて…そうだな、１回半にしてみたらどうですか？」
「やはりそこか」
「あ、なんとなく予想はついてたんですね」
「撹拌のときに手応えが緩いような感じはしたのだ」
「じゃあやっぱりそこですかね」
「ちっ 仕方がない、作り直すか」
「え？今からですか？」
「締め切りがあるのだ」
「駄目ですよ、先にご飯！ご飯出来たって呼びに来たんですから」
「…なら食事の後にやろう。今日の夕飯なんだ？」
「今日は鮭のホイル焼きと、きのこの焼き浸しと、白菜の味噌汁です。冷めないうちにご飯食べちゃいましょう！そのあとだったらわたしも手伝えますから」
「あぁ、頼む」
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よくヒロインに「教授ー、ご飯ですよー」って言わせてしまいます…。
end