お題文
□同居人の友人
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(ピンポー―ン)
「あ、はーい!」
(わざわざチャイム鳴らして玄関から来るなんて誰だろう?いやまぁそれが普通なんだけど、大体みんな直接リビングに姿現しするからなぁ)
「はい、お待たせしました!」
「こんにちは」
「…?えっと、どちら様…でしょうか?」
ドアを開けると、一目で上品だと分かる服をスマートに着こなした紳士が立っていた。軽く撫で付けられた黒髪、にこりと笑った時の表情――どこかで見たことある気はするのだが…。
「あぁ、失礼しました。わたしはセブルス先輩の後輩で、レギュラス・ブラックと言います」
「…レギュラス・ブラック…あ!シリウスの弟さんですか?」
「………えぇ、まぁ血縁関係はありますね」
「誰かに似ていると思ったんですよ。シリウスだったか」
「ところで先輩は?」
「あ、あぁ、そうですよね、失礼しました!それが教授ってば学会で出掛けてて…でももうそろそろ帰ってくると思うので、どうぞあがって下さい!」
「あぁ、どうも。ではお言葉に甘えて」
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