48の行方 Second

□23曲。
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本日、1日オフの伊織は都内にある本屋へと来ていた。


小説を見たり雑誌を見たり。


たまには漫画も良いな〜と、漫画本のコーナーへ行くと……そこはかとなく不審な人物が。


生駒 「おおお…これは…」


『…………』


生駒 「か、買っちゃおうか…楽しみに取っておくか……どうすれば良いんだ…!」


『……読みたいのなら、買っちゃえば良いんじゃない?』


生駒 「えぇ…!?」


伊織の声に驚いた生駒は、一気に振り返る。


生駒 「あ、伊織さん!」


『生駒ちゃん、久しぶりだね』


生駒 「お久しぶりですっ!」


『あまりに不審過ぎて、声を掛けずには居られなかったよ』


生駒 「ふ、不審ってw」


『だって、漫画の表紙をジッと見ながらブツブツ言っててw』


生駒 「ははw 伊織さんは何やってるんですか? 漫画読むタイプだと思わなかったですっ」


『んー、読まない事はないよ? 漫画も面白いと思うし』


生駒 「へーっ!」


『ただ、あまり色々読んだりはしないけどさw』


生駒 「じゃあ、色々教えますよ!」


『お?』


生駒 「まずこの作品なんですけどね………」



30分後。


生駒 「この時のセリフがカッコよくて…!」


『ほう…』


生駒 「あ……ひ、引いちゃいました?」


『いや、大丈夫だよw ただ、凄い好きなんだろうな〜って思いながら聞いてたw』


生駒 「は、恥ずかしい…!w」


『はははw』


生駒 「あ、もうこんな時間っ! 私、そろそろ行かなくちゃなんですよ!」


『収録か何か?』


生駒 「はいっ! これから乃木坂工事中の収録なんです!」


『あ、そうなんだ。 車で来てるから、送っていこうか?』


生駒 「え、いいんですかっ?」


『うん。 せっかくだしね』


生駒 「じゃあ、お願いしますっ!」


という事で、伊織は生駒を車に乗せてテレビ局まで。


生駒 「わー、伊織さんとこんな風にお仕事行くの初めてですっ」


『そうだね〜。 まず、生駒ちゃんと仕事以外で会うの初めてだからなぁw』


生駒 「初めて会ったのも局でしたもんねっ」


『うん。 初対面の人に寝顔みられた記憶が』


生駒 「www」


『まぁ、寝顔なんて別に見られて困るものじゃないから良いんだけどねw ただ、寝起きすぎて何話したか大半覚えてないw』


生駒 「あの、ななみんと若月が推しメンって言ってましたよ!」


『あー、それは言った記憶あるw』


生駒 「2人ともすっごく嬉しがってましたよw」


『あははw 良かったw』


生駒 「伊織さんと乃木坂のメンバーって、仕事場でもそんなに会う機会少ないですから、たまに会えるとお話ししたりしますもんねっ」


『うん。 生駒ちゃん達から話しかけてくれてるから嬉しいよ』


生駒 「いやぁ//w」


『乃木坂のメンバーって意外とみんな懐っこくて』


生駒 「あははw なぁちゃんとか、伊織さんの背中好きですもんねw」


『何でか分からないけど、良い背中やってよく言われるw』


生駒 「www」


『なんか、結構色んな人に言われるんだよね』


生駒 「何をですか?」


『背中が好きーとか、手が好きーとか、匂いが好きーとか色々』


生駒 「おぉ〜」


『落ち着くとか、ちょうど良いってよく言われるw』


生駒 「体温とか大きさですかねw」


『かなぁ?w』
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