本当のマジを知ってるか?

□第4章 休息
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今回は、趣向を変えて会話文のみです






ヲタ 「雪哉ってさ、どんな印象ある?」

ウナギ 「なんだよ、急に」

ヲタ 「いや、ふと思ったんだよね、皆どう思ってるのかなーって」

アキチャ 「うーん…面白いよな」

ウナギ 「あー、確かに」

バンジー 「なんか、基本が面白いんじゃなくて、たまに見せる面白さがある」

ヲタ 「わかる」

ムクチ 「あと、イケメン」

ヲタ 「はぁ!?」

ムクチ 「顔面偏差値高くない?」

ウナギ 「上の下」

バンジー 「うわー、はっきり言うな」

ウナギ 「顔だけな」

ヲタ 「上の下…」

ムクチ 「ヲタは上の上だと思ってるって」

ヲタ 「んな事言ってねー!」

アキチャ 「雪哉の良い所は顔だけじゃないもんなー?」

ヲタ 「あぁ…って、何言わせんだよ!」

ウナギ 「ヲタはな、わかりやすい」

ヲタ 「なに!?」

バンジー 「雪哉ってさ、好きとかそういう感情じゃなくって惹かれる部分があるよね」

アキチャ 「それは分かる」

ヲタ 「マジ女も、雪哉が来てから変わったよな」

ムクチ 「たしかに」

ウナギ 「雪哉来てから、マジ女纏まってるもんな」

バンジー 「変な喧嘩は絶えないけど、誰かがラッパッパに挑むとか、ないもんな」

ヲタ 「ネズミ達も、テッペン取るとか言ってるけど、もうその気もないんじゃねぇ?」

ネズミ 「呼んだっスか?」

ヲタ 「うぉ!?ネズミ!?いつからそこにいたんだよ!」

ネズミ 「たった今っス」

バンジー 「そうか」

ネズミ 「なんの話っスか?」

ムクチ 「雪哉の話」

ネズミ 「雪哉さんの?」

ウナギ 「あ、そうだ。ネズミにとって、雪哉ってどんな印象?」

ネズミ 「印象…っスか?」

バンジー 「うん」

ネズミ 「うーん……やっぱり、いい人…っスかね」

ヲタ 「結局はそれだよな」

アキチャ 「うん」

ヤギ 「雪哉は、暖かい」

ヲタ 「んぁ!?今度はヤギかよ!びっくりさせんじゃねーって」

ヤギ 「雪哉は、凄く暖かい人」

ウナギ 「暖かい?」

ヤギ 「うん。プリズンから出てきた私達を、なにも言わずに迎え入れてくれた」

バンジー 「あー、そういえばそうだったな」

ヤギ 「それに、住む部屋も探してくれたし、その部屋が手配出来るまで住まわしてくれてたし。ベッドも私とメッシに貸してくれてたし。ビーフジャーキーもくれる」

ネズミ 「基本、面倒見がいいんスよね」

ヲタ 「カミソリとゾンビも、くっ付いてるしな」

おたべ 「自然と人が集まるんやな」

ヲタ 「あぁ!?こ、今度はおたべかよ、もう、心臓に悪いぜ…」

おたべ 「雪哉の周りには自然と人が集まんねん。それも、雪哉の魅力の一つや」

バンジー 「たしかに…あいつが1人で居る事って少ないよな」

ムクチ 「日曜も、基本誰かと遊んでるしね」

ヲタ 「来週、オレも雪哉と約束してんだ」

ネズミ 「なんの事っスか?」

ヤギ 「ねぇ、どこ行くの?」

ヲタ 「な、なんだよ!秘密だよ秘密!」

おたべ 「秘密にする理由が分からへんけど」

ウナギ 「ヲタはダメなんだよ、照れが凄くって」

ヲタ 「だから、照れてねぇ!!」

シブヤ 「ねぇ、雪哉どこ?」

ヲタ 「うわぁ!?シ、シブヤさん!?」

シブヤ 「そんなにびっくりする事ないじゃん」

ヲタ 「もう、心臓が持たない…」

バンジー 「雪哉は今日休みですよ」

シブヤ 「なんだ」

ウナギ 「何か、雪哉に用だったんですか?」

シブヤ 「……別に。帰る」

ウナギ 「あ、シブヤさん!」

シブヤ 「なに?」

ウナギ 「シブヤさんにとって、雪哉はどんな印象ですか?」

シブヤ 「雪哉の印象?」

ウナギ 「はい」

シブヤ 「うーん…………っ……帰る」

バンジー 「え!?」

ムクチ 「行っちゃった」

アキチャ 「でも、雪哉の力ってすげーよ」

ヲタ 「ほんとだよ。雪哉の話してるだけで人が集まる」

ウナギ 「結局、雪哉は…面白くて、上の下位のイケメンで、皆が何かに惹かれて、良い人で、暖かくて、面倒見がよくって、人が集まってくる奴って事か?」

ヲタ 「まぁ、それだけじゃないだろうけど」

バンジー 「今日分かったのはそれだけだな」

アキチャ 「悪い所ねぇな」

ムクチ 「何かあるかな」

ネズミ 「うーん…」

ヤギ 「悪い…所……」

おたべ 「なんやろ……」

ムクチ 「たまに、凄くバカ」

ヲタ 「それな」

ネズミ 「でも、それって悪い所っスかね?」

ヤギ 「ギャップ」

おたべ 「それや」

ヲタ 「だぁぁー!!結局良い所じゃねぇか!」

アキチャ 「要するに、雪哉は雪哉なんだよ」

ウナギ 「なんか…その説明で凄く納得出来るな」

バンジー 「確かに」

ヲタ 「でも、雪哉って不明な点がいっぱりあるよな」

ネズミ 「不明な点?」

ウナギ 「あ、確かに。誕生日とか血液型とかその辺全く知らないな」

おたべ 「なんか…冬生まれっぽいな」

ネズミ 「確かに、なんとなく寒い時期に生まれたって感じするっスね」

ヤギ 「血液型は、A型じゃない?」

ヲタ 「あー、確かに」

ムクチ 「でも、B型っぽい所もあるよね」

バンジー 「1人の時何やってるんだろうな」

アキチャ 「寝てそう」

ウナギ 「ふはっ、確かに寝てそうだな」

ネズミ 「趣味とかってあるんスかね?」

ヲタ 「最近はバイク楽しそうにいじってるよな」

おたべ 「あぁ、せやな。マグナ言うたっけ」

ヤギ 「後ろ乗せてもらったけど、楽しかった」

ヲタ 「あ、ヤギも乗せて貰ったのか」

ウナギ 「もう殆どの奴が後ろ乗ってるんじゃね?」

ネズミ 「あっしは、今度乗せてもらう約束したっス」

おたべ 「そうなんや」

バンジー 「ゲキカラと優子さんはもう二度と乗せないって誓ったらしいな」

アキチャ 「あの人達は…危なそうだな」

ヲタ 「命の危機を感じたらしい」

ウナギ 「だろうな……って、あれ?皆どこ行ったんだ?」

おたべ 「ほんまや、私ら以外誰もおらへんな」

ヲタ 「あれ、もうこんな時間じゃん!」

バンジー 「続きは、ファミレスでも行って話そうぜ」

おたべ 「付き合うわ」

ヤギ 「私も行く」

ネズミ 「あっしも、暇っスから」

アキチャ 「結局、全員でファミレスか」

ムクチ 「でも、このメンツってなんか変だね」

ヲタ 「………」

おたべ 「………」

ヤギ 「………」

ネズミ 「………」

ウナギ 「ま、とりあえずファミレス行こうぜ」












『ハックシュン!!!あー…風邪引いたかな?』
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