しょうせつ

□あなたの愛を俺にください
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初めて君を見たのは桜の季節…
桜に負けないくらい綺麗なピンク色の髪だったのが今でも印象に残ってる。
声を掛けようと思ったけど恥ずかしくて掛ける事が出来なかった。

それ以来彼女には会いに行ってない。

俺の家族が亡くなったのはその直後だった。

一人で雨の中傘も差さずに歩いていた
信じられなくて信じたくなくて、目的の無い道を歩いてた時

彼女に会った

彼女は俺を見て、どう思っただろう。
きっと俺は死にそうな顔をしていたんだろう。
彼女はどう思ったのかな…?

「…泣いていますの?」

…びっくりした。話し掛けられた事にじゃなくて、

「…泣いてる?」

何聞いてんだろって思った。無論俺は涙を流してない。でも、泣いてる?

「心が悲鳴をあげて泣いてるように見えますわ。」

普通の人なら馬鹿にしたと思う。
でも、俺はずっとこの言葉を待ってた気がする。

「ありがとう…」

それがラクス・クラインとの出会い。
























続く?

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