books(ハイキュー)

□我慢の果てに @
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)今日は顔が暗いな月島!
どうしたー?

練習後、2人きりの部室で
木兎が声をかけてきた


)どーせ黒尾とケンカでも
したんだろ?

)……正解です

)何が原因だ?

)…………

言えなかった
セックス断ったからなんて
言えたもんじゃない


)言えないってことはあれか
黒尾の欲求不満か

土曜日にこっち来て
日曜日の午後からぴんぴんしてる
月島見てたら分かるよ

シてやってないんだろ?


)………そうなんですけど…


木兎には何でもお見通しだった

)それでも無理矢理シないのは
よっぽど月島のことが
大切なんだなぁー

黒尾にそんな一面があるなんて

でもあんまり放っておくと
黒尾だって我慢できないから
他の子抱いちゃうかもよ?



それは月島にとっても心配だった



)……愛されてる月島
可愛いね

そう言って木兎は
突然後ろから抱きしめてきた

そして首筋に走る
小さな痛み

)ちょっと……離してください

)今日の練習費ね

なんの冗談かと思えば

服の中に手を突っ込んでくるので
さすがに焦った

)ちょっ………ほんとにやめて
木兎さんっ……んんっ

胸を触られ、無意識にも
感じてしまう自分がいる

ロッカーに手をつき、
必死に堪えた

)あっ……んんっ
いやだっ……ああっ

荒くなる息

木兎の左手はいつの間にか
月島の股間へと伸びていた

)………!やだっ……
やめてっ……んんんやぁっ
んんっ…んんっ…

どうあがいても
声を抑えられなかった

)月島もたまってるだろ?
別に挿れたりしないから

楽しんでけよ

イっていいよ
ほら




そう言って手の動きを速める

すでに漏れ始めた液体が
いやらしい音をたてていた

)ああっ…!んああっ……!
ダメだよっ…んんんっ!

やだっやだっ……やあっ

イっちゃうっ……んっんっ

はあぁぁぁぁんんんっっ!



長い声をあげて

月島は勢いよく吐き出した



)黒尾には内緒ね

)……悪ふざけも大概にしてください木兎さん………

そしてしばらくして
月島は黒尾の家に帰った

)おかえり

)ただいま

)練習は楽しかったか?

)……まぁ

)お前は木兎大好きだもんなー

)…そんなんじゃないです

)やっと会えたと思えば
さっさと練習行って
そのまままた来週だもんな

お前、何しに来てんの?

)……黒尾さんに会いに……

)こっち来い


怒ってるのかなぁ
心配になりながら近づく

俺の腰に手を回して
抱き寄せる黒尾さん

)俺もお前が大事だし
バレーすんの応援したい

でも好きなんだよ

もっと一緒にいたいんだよ


黒尾の気持ちは
痛いほど伝わってきた

)俺も好きです

すみません

好きなのは本当です
黒尾さんが大好きです






ふいに
抱きしめる力が緩んだ







)月島のその気持ちは本当か?



)……?本当ですよ



)じゃあさ






誰にそんな




キスマーク付けさせたの?
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