books(黒バス)

□好きな人は
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練習後の部室

そこには



ロッカーに手を当て
必死にこらえる黒子の姿






背中をさわさわと触るのは
3年の笠松だった





Tシャツを脱いだ際に
青峰がつけた傷跡が見え

冗談半分に触ったら
黒子が異常に興奮しているのだった






黄瀬は青峰の言葉を思い出す







)背中と首筋弱いから









楽しそうに触れる笠松



身体を小刻みに震わせ

)んんっ……んあっ…

耐えかねた喘ぎ声を漏らす黒子





)あんまりいじめても悪いから
この辺でやめとくか


そう言って笠松先輩は手を止めた


呼吸を整える黒子








可愛い







欲しい







黄瀬はそのことばかり
考えていた





)黒子っち!
この後みんなで俺んち来て晩飯食べるけど来ない?

俺、黒子っちに来て欲しいな






こう頼めば黒子っちは
断れない




)……分かりました











長い夜が始まる
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