books(ハイキュー)
□いつまでも貴方を
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どんな貴方でも大好きです
黒尾さん
大学3年になった月島は
上京して同居を始めた
相手はすでに社会人となった
黒尾鉄朗
月島は大学でもバレーボールを
続けているが
黒尾は高校卒業と同時に
バレーをやめた
やめざるをえなかった
引退してすぐ
脚の靭帯を痛めた
それはまたたくまに悪化し
歩くのさえ困難になった
何度も手術を繰り返し
リハビリの成果もあって
歩けるまでは回復したが
それより上は望めなかった
)俺バレー辞めたけど
それでもまだ一緒にいれるの？
黒尾は月島に
そう聞いたことがある
)バレーする黒尾さんに
惚れてたのは事実です
でもバレー辞めたからって
黒尾さんは変わりません
ずっと一緒にいます
月島は一途だ
俺も
月島しか
いない
それは本心なのに
現実は残酷だ
)最近タバコの量増えてません？
週末、情事の後に
月島が尋ねる
色白の月島の身体に
たくさんのキスマーク
最近セックスが激しい
タバコの量も気になる
黒尾に何かあったのか
月島は心配だった
)……別になんもねーよ
)……うそだ
タバコを吸う黒尾に抱きついて
キスをせがんだ
)ちょっ…危ねーよ
そう言いながらも
2人は唇を重ねる
タバコくさい
苦いキス
それでも月島は
離さなかった
)……んっ…黒尾さん…
何かあるなら……言ってね…
心配…ですから…
)うん
絶対にこいつを
泣かせてはいけない
心配かけてはいけない