books(黒バス)

□あいつのものなら容赦しない
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お前があいつのものだと
言うのなら







容赦しないよ











黄瀬に抱かれてから数週間

久しぶりに大きな大会がやってきた


海常高校が第一試合に登場する


試合直前

体育館通路で黒子は黄瀬に出会った



)黄瀬くん
負けないでくださいね


)黒子っちに言われて
負けるわけにはいかないっスね




相変わらず明るい黄瀬に
黒子の表情も和らぐ









)ねぇ黒子っち
ひとつだけお願い聞いてくれない?

)なんでしょう


)一回だけチューしてほしいな


餌をねだる犬のような黄瀬に
黒子も断ることができない

)仕方ないですね…
届かないんで少しかがんでもらえますか?


顔を寄せてくる黄瀬に

触れるだけのキスをする


たまらず黒子の頭を掴んで
離さない黄瀬

半ば強引に舌を絡め合う

息苦しそうに喘ぐ黒子

)んっんっ……

甘い声は黄瀬を刺激した

)でも俺これから試合だし
このへんでやめとくね

中途半端に終わった
絡み合い


)…………黄瀬くんのばか……

顔を赤くして呟く黒子








その一部始終を見ていた









腹黒く笑う








人間が1人
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