books(ハイキュー)

□ごめんな月島
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昔のように

一緒に笑えるか













ごめんな月島












一晩中犯され

投げ捨てられていた月島

病院で眠るあいつは









生きているのかを

疑うほどの

姿だった










東京の病院で入院している月島

黒尾は毎日通った

意識はあっても反応がない








)月島。聞こえるか









俺のせいで








月島が










罪悪感どころの話ではなかった

夏休みのため、学校の問題はなかったが、練習を休ませるため烏野には連絡を入れた


細かいところまでは
話せなかった








俺は怖かった









入院して4日目






反応があったと
連絡があった


練習を切り上げ
病院へ急いだ


病室から聞こえる
月島の声



)身体の感覚はどうですか

)………つらいです
身体全部が痛い………


仕方ないか
あれだけヤられたら






俺はもう我慢できなかった




)月島っっ!!


病室に飛び込んだ


)…………黒尾さん?









俺を見た月島の顔が引きつった






)………月島?







月島のもとへと
近づいたとき







)寄るなっっ…………!!!









月島は俺を拒んだ









顔は真っ青



身体は小刻みに震えていた



ガクガクと目を伏せて
耐える月島







見ていられなかった








あの日のことを








思い出したらしかった
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