タイバニネタ(没)

□Lost love
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バーナビーが仕事に行った後ボクは小さく息を漏らしベッドへと倒れ込む
分かっているんだ、ボクが本当に好きなのはバーナビーではないことくらい

ボクには何もない、すべてが異物のように感じる世界で彼だけがボクの光となった
彼を想えば想うほど胸の奥の方で「違う、バーナビーは違う」という感覚がする

『イル』

そして寝ているときに夢の中でずっとボクを呼ぶ声
顔は見えないけれど声を聞くだけで涙が出そうになる

きっとこの人がボクの想い人なのだろう…

「ごめん、ごめんバーナビー…」

顔も分からない、何も覚えていない
けれどボクはこの人が、夢の中でボクを呼び続けるこの人のことが好きなんだ
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