排球#Dream
□私の彼氏が可愛いすぎるのですが(切実)
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私の彼氏が可愛すぎるのですがどうしたらいいんでしょうか(切実)。
「ねーー無しーーー」
寝転がって読書をしている私の髪をいじり始める私の彼氏、旭さん。
構ってほしいときは毎回私の名前を呼びながら髪をいじるか抱きしめるか私に頭をぐりぐりとおさえつけるかしてくる。
だが私は動じない。本当のことをいうと動じていないフリをしている。
何故反応してあげないのか?
答えは簡単。こんなに可愛い旭さんを堪能しないでどうするってんだ!!
「無しーーねぇねーー」
あーー!!可愛い可愛い!!!
旭さんが様子見で私の顔を覗き込んでくるとき、ぶっちゃけニヤニヤしてしまわないようにするのも大変だ。
視界の端で旭さんの顔をとらえているのだが、ここで笑ってしまうと旭さんは あっ、かまってくれる気があるんだな! と調子にのって嬉しそうに笑いながら髪をいじることに集中してしまうので笑ってはいけないのだ。
それにしても絶対に本が読めないように邪魔しないのがまた好きなところでもある。構って構ってはするが配慮してくれていると思うと優しさを感じる。
「……無しーーー……」
そろそろ旭さんの顔は(´・ω・`)こんな感じだろう。
あ、そうそう。
あと、旭さんは究極に構ってほしいというときにしか“構って”とは言わないし“そんなに読書の方が好き?俺より好き?”とかそういうことは言わない。そこがまた可愛いんだなぁ!!!
大抵“構って”と言われたら私は構ってあげるのだが、これを続けるとすぐに“構って”と言って“ねぇねぇー”のくだりがなくなってしまうのではないかと思い、言う前に構ってあげようとしている。が、言ってほしい!!今日は言わせよう(*^^*)
「ねーー…………………………」
はぁあぁなんでこんなに可愛いんだよ……!
そろそろこっちが襲いちゃいそうで怖いよ!
でもそろそろくるな……!そんな気がす……
「………………ねぇ無し構って…………」
キタ━(゚∀゚)━!////ぎゃんかわぁああぁ/////////
ほら!ほら!!可愛いぃいぃいい!!!!
「もう……そんなに構ってほしいんですか?」
本当はこんなに冷静じゃない!てか内心しられたら超絶引かれる気がするし言えない!!
「うん……構ってほしい…………」
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いこの人男で大丈夫かいや旭さんだからだなありがとうございます神様仏様古舘様
「しょうがないですねぇー……」
私は旭さんに包まれるようにして寄りかかった。私の特等席である。
「ふふっ」
「?どうしたんですか?」
「無しの匂いっていい匂いだなーって改めて思ってさ。……あと、」
「はい?」
「さっきから本のページ捲ってないけど、ほんとに読んでた?」
「えっ!?!?」
た、たしかに旭さんが可愛くてページ捲ってなかった気がする……。
旭さんの顔を見ると嬉しそうに満面の笑みをうかべていた。
この人……私が旭さん意識してたって気付いてたなぁ?!
「無し、ほんと可愛いなぁー」
「……うるさいです。本読んでるんで静かにしててください……」
「あはは。わかったわかった。」
ニコニコしながら抱きしめてくる旭さんに、実は私の本心バレてたりして……と思うと、余計恥ずかしくなった。