ACといえば、「ぽぽぽぽ〜ん」を浮かべる方が多いのではないだろうか。

そのACではなく、Adult Childrenという言葉の略のことである。

ACとは、『機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなお内心的なトラウマを持つ人』のことだ。

自分がACだからといって、他のACも同じだとは限らない。

それぞれの各家庭環境によって、違った特徴や思考を持っているのだ。


果たしてACの特徴は、どんなものがあるのだろうか。

私も自分自身を見直しながら、ACの主な特徴を35項目紹介していこう。


1.白黒思考……物事を極端に考えてしまう。はっきりしないと気が済まない。
⇒私の場合はケース・バイ・ケースです。相手に明確な意見を求める場合もありますし、「まぁ、いっか!」で済む場合もあります。

2.パワーゲーム思考……他者と競争しがちなため、対等な関係が築きにくい。
⇒私にはこの思考はありません。むしろ争い事は嫌いですね。

3.結果をすぐに求めすぎて待つことを知らない……何かを始めるときは、まず結果への近道を模索する
⇒これは私は当てはまりません。むしろ自分のペースで、自分が楽しく進められる方法を選びます。

4.過剰に責任を取るか、無責任……白黒思考と似ているが、ACは責任の重さに対する理解がズレている
⇒周りからすれば重要な問題も、私は危機感を持たずに他人事だと思っていたりする。だから解決しようとも思わないし、ほとんど他人任せです。

5.素直に楽しめない……自分が楽しいかどうかより、『周りが楽しそうだから楽しいフリをしなきゃ』という考え
⇒確かに、『楽しい』という感情はある程度作ってます。「そうだよ、私は今楽しいんだ!」という自己暗示も兼ねてます。

6.正しいと思われることにも疑いを持つ……異常な家庭で育ったため、周りと自分の正しさが噛み合わない
⇒親から教わってきたことが、周りに通用しないこともしばしば。本来の正しさを、未だに理解できずにいます。

7.物事を最後までやりぬくことが困難……壁にぶつかると立ち直れず、心が折れてしまう
⇒私は心が折れやすい+飽き性なので、余計続きません。

8.本音を言えるような場面で嘘をつく……習慣的に嘘をついてしまう
⇒他者への疑心暗鬼に加え、自分を守るために嘘をついてました。今では慢性化し、考えなくても口が勝手に嘘をついてくれます。

9.自分を情け容赦なく批判する……自己処罰癖、自罰傾向がある
⇒自分に対して「社会の屑」「無能」と多々思ってます。

10.自分のことを深刻に考え過ぎる……小さなことでも、自分には大きな問題だと捉えてしまう
⇒心が脆いからこそ、自分の小さな痛みや苦痛に悩んでしまいがちですね。

11.様々なことをリラックスして楽しむことや遊ぶことが出来ない……何をするにも緊張してしまう
⇒これもケース・バイ・ケースです。場合によっては緊張で手汗びっしょりだったりします。

12.他人と親密な(心の通った)関係が持てない……自分を保護するために、浅い関係で終わらせてしまう
⇒むしろ、親密になればなるほど本当の自分が出せなくなります。嫌われないためにうわべの嘘もついたりしますし。

13.環境の変化に対して過剰に反応する……慣れない環境に適応できない
⇒私の場合は思考回路が追い付かない、人見知りが激しいなどの理由で環境の変化は重大ですね。

14.常に、他人から肯定されたり受け入れられることを求め、望んでいる……心の伴っていない言葉でも安心しようと求めてしまう
⇒確かに、誰かに受け入れてもらいたいとは思っています。心が伴っていないのなら、私は願い下げですけどね。

15.他人からの承認、賛同、称賛を必要とする……心が込もっていなくてもプラスの評価を求める
⇒むしろ、心が込もっていないのなら腹が立ちます。純粋な称賛なら嬉しいですが。

16.自分は他人とは違っていると感じている……いじめや家庭環境の影響で特異な疎外感を覚える
⇒この人生で、他人との違いしか感じていません。普通の人と私には、接点など無いのでしょう。

17.過剰に責任を持とうとする、または過剰に無責任になったりする……急に責任を感じたり、どうにでもなれと思ったりする
⇒これは流石に無いですね。飽きて放棄、ならありますが。

18.従うことに価値がない場面でも従いがちである……断れない
⇒嫌われるのがこわい、酷い仕打ちを受けるかもしれないと思ってしまい、ほとんど断れません。

19.衝動的で、ひとつのことに閉じこもる……外の世界を遮断してしまう
⇒私はゲームに熱中することで、話し掛けにくいオーラを出して個人の空間を作ります。

20.衝動的であるためトラブルが多い……衝動的に一か八かの思考が襲う
⇒これは特になし。我慢が慢性化しているので、あまり衝動はありません。

21.離人感、自分が自分でなくなるような感覚がある……自分で自分のことが掴めない
⇒たまに、これだと思われる感覚になります。すぐ冷静に戻れるので、生活に支障は無いです。

22.身体性が希薄……感情を押し殺すことで体の感覚(主に痛覚)が鈍くなる
⇒幼い頃から指や唇の薄皮を剥く癖がつき、血が出るまで止まらないこともあります。この癖は未だに直っていません。今では市販薬の乱飲もしてしまいます。妹の場合はリストカット中毒になりました。

23.他人への依存……自己判断が難しいため、他人を頼って依存しやすくなる
⇒やや思い当たる節があります。意見がはっきりしている、またはリードしてくれる友人が多いのが現状です。

24.自立的な判断と思考の欠如……周囲の期待に合わせようとしてしまう
⇒確かに、『私はこうしたい』よりも『相手にしてあげられる最善な何か』の方が優先されている気がします。

25.自分を殺して違う自分に成り代わる……期待されている自分を演技してしまう
⇒『良い子を演じる』ことで、自分に面倒な矛先が向かないようにしています。相手によっては素の自分を出しますよ。

26.ストレートに「嫌」が言えない……断ったときの最悪のケースを想像してしまう
⇒むしろ、断ったときは最悪の事態しかなかったです。今思えば、完全にいじめでしたね。

27.甘えと愛情、依存としがみつきの区別がつかない……細かい感情の違いを認識できない
⇒私は未だに分かりません。どちらも同じような言葉にしか見えないです。



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