昴の第一本棚(長編)

□ご主人様と私 前編
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1章1


火照っている…

熱い…

疼く…


貴女の指が欲しくて


貴女にイカせて欲しくて…



ご主人様。










ご主人様にお召し上がり頂く為に

綺麗に洗っていたら…


慰めてしまいそうに…


だって、ご主人様の事を思いながら当てているシャワーは気持ち良くて…


貴女の為に…

そう思うだけで

乳首もクリトリスも…そして中も…

どこもかしこも

少しの刺激だけで感じてしまう



なのに慰める事は

貴女に禁じられているから…


ううん、


自分の手でさえも

感じられなくなっている


貴女の…

ご主人様の

唇が舌が指が欲しくて

欲しくて…





私はいつまでも

浴室から出られない


だって、貴女の事を思うと

いくらシャワーを流しても…


後から後から

私の中から

ヌルヌルとしたものが

溢れ出してしまうから…



ご主人様

こんな私を嫌われてしまうかしら?








今日もご主人様の朝食の時間がやって来た

何人も並んでいるメイド達の中から…

ご主人様が

私の腰にそっと手を当て


そのまま食卓に着かれた



これが合図



私達メイドはお屋敷の中での

下着の着用を許されていない


私はスカートを外して靴を脱ぎ


ご主人様のお食事の前に

足を広げて横たわる



今朝は私が

ご主人様の食器に


そして調味料に

選ばれた




ご主人様の視線を感じて

私の蜜が溢れ始める




スープを口に運ばれた後の…


まだ少し熱の残ったスプーンを私に当てる



「うっ」


キュンとなる



スプーンが少し冷めたところで

私の蜜を綺麗に掬い取って召し上がる



ご主人様





スプーンの先で

私のクリトリスを弾いて

遊んでいらっしゃる



「うぅ」


声を零しそうになって

慌てて自分の人差し指を噛んで堪える



食器になっている時は声を出さないのが嗜み



食事中に食器を鳴らさないって…


あれっ、少し違った?




それなのにご主人様ったら…


『ジュル』


私の蜜を

直接口を付けて

わざと音をたてて吸われる



「ぅん」




ワインを口に含み

私の中にゆっくりと注ぎ込む



私はそのワインを零さないように


私の中に空間を作る



液体の冷たさと

アルコールの熱が

私に新しい蜜を作らせる



ご主人様の唇が

私に触れる



私の蜜が混ざったワインを

ご主人様に飲んで頂く


零さないように



その後暫くは
ご主人様は私を
ごく普通の食器の一つとして扱われる


そろそろ満腹かなって言う頃に

まだ少し青いバナナを全部剥いて

私の中に入れる



ご主人様


食器相手にピストン運動はお止め下さい

私の蜜がバナナにしっかりと纏わりついた時に


『食べ易い大きさにして』って仰った


ご主人様


ご主人様の為に

私は私の中でバナナを分ける


バナナを全部お召し上がり頂き


デザート迄ご主人様が不快に思われなくて良かった




そう思った時




ご主人様の元へ

殻の剥かれたゆで卵が運ばれて来る



少し大きい

そう思っても…

殻を剥いたゆで卵は

抵抗なく私の中に入った

二つも…



『じゅあ、後で食べるから持って来て』
そう仰られた




ご主人様


朝食の食器や調味料だけでなく


ご主人様のおやつを運ぶバスケットとして

ご主人様のペットとして

お仕事へのお供も

お許し下さるのですね…
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