昴の第三本棚(新作)

□ねぇ もっと
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【ねぇ もっと 1】



今日も一日終わったなぁ
悶々とするのも一人で解消したし
なんて思いながら電気を消して布団に入ったら


そうそう言い忘れてた
最近、毎日暑いし
アレのあとで気だるいままでそのまま眠りにつくから
寝る時に何も着てないんだよねぇ


それで
布団に入ったら
何かの気配を感じて


あっ
暑い季節だからって
そういう怖いお話じゃないから安心して


何かの気配を感じて
ウトウトしてるけど何となく目を開けたの


そしたらいたんだよ
アイツが


最初ははっきりとした形じゃなくて

なんか白い靄(もや)みたいなのがぼーっと浮かんでたんだけど


一生懸命見ようとして

「誰?」
って声を掛けると

アイツの声がした
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