昴の第一本棚(長編)
□ご主人様と私 前編
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1章2
ご主人様に言い付け通りに
どこから見ても
ちゃんとした秘書に見えるように
タイトスカートのスーツに着替える
もちろん下着なしで
ゆで卵を私の中から落とさないように気を付けながら
ご主人様と一緒に
お迎えのリムジンに乗る
リムジンの中では
ご主人様が私を隣に座らせて
書類に目を通していらっしゃる
空いた手を私のスカートの中に入れて
私のクリトリスを弄ぶ
「ぁん、ご主人様いけません。声が漏れてしまいます」
『大丈夫よ。防音ガラスだからドライバーには聞こえないわ』
なんて仰られ
手を休めては下さらない
でも
やっぱり
ゆで卵が落ちそうだから…
真っ赤な顔で俯く
「ご主人様。ゆで卵が落ちてしまいますので…
ゆで卵が落ちると
私はお屋敷に帰らなければならなくなってしまいます
今日はずっとおそばに居る事を許された日ですのに
ですから、お願いで御座います
お戯れはお止め下さいませ」
ご主人様の向かい側のシートに移動するように仰られた
移動して
スカートを捲り上げ
足を広げる
ご主人様の顔が私に近づいて…
ゆで卵をこのリムジンの中でお召し上がりになられるって
一つ食べて
一つ置いておけば
帰らなくて良いからって
ご主人様
そんな優しい言葉をかけられては…
今まで以上に
ご主人様なしで
生きて行けなくなります
「でも
ご主人様
申し訳ありませんが
車のシートを汚してしまいますので…」
申し訳なさと恥ずかしさでいっぱいになりながら言うと
私の蜜でなら
車のシートが汚れても
かまわないって
それどころか
私の蜜を綺麗だと
仰って下さって
ご主人様
ゆで卵
ゆっくりお召し上がり下さいね
半熟の卵の黄身が流れ
私の蜜と一緒に舐めていらっしゃる
「ぁん、ご主人様」
「もっと、して…」
気持ち良さの中で
そう呟いていた