NOVEL
□女心と気功波と
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悟飯 『 やっぱり、止めよう 』
ビーデル 『 どうして? 』
悟飯の言葉に、困惑と苛立ちを覚えるビーデル。
悟飯 『 それより、大学の近くのカフェで美味しい紅茶が飲める所を見つけたんだ 』
ビーデル 『 紅茶は今度でいいじゃない。今日は私に気功波を教えてくれる約束でしょ!』
ビーデルは悟飯を睨みながら言った。
悟飯 『 ビーデルさんは充分強いですよ 』
ビーデル 『 私は もっと強くなりたいの!! いざって時に悟飯君達の力になりたい、一緒に闘いたいの!! 』
悟飯 『 気持ちは嬉しいけど、やっぱり僕は反対だよ 』
ビーデル 『 どうしてよ?!』
悟飯 『 …どうしても 』
何とも言えない空気が二人を包む。
ビーデル 『 もういいわ。私、悟空さんに頼むから 』
悟飯 『 ……… 』
ビーデル 『 悟飯君のバカ!! 』
ビーデルは思いっきり悟飯を怒鳴りつけ、その場から飛び去った。
悟飯は、追わなかった。
悟飯 『 キミを危険な目に遭わせたくないんだ』
キミが強くなれば、それだけ戦場へと向かう確率が高くなる。それだけは、絶対に避けたいんだ……
悟飯は いつまでも空を見つめていた。