NOVEL
□ベジータの赤ちゃん奮闘記
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それは、ブルマの一言から始まった。
ブルマ『 ねぇベジータ、悪いんだけど…今、急に大事な仕事が入ったから、ブラにミルク、お願いね 。』
ベジ『 なにッ?!何故オレが……!! 』
ブルマ『 んじゃ、よろしく〜♪』
ブルマは鼻歌を歌いながら部屋を出ていった。
ベジ『 アイツ…!オレ様を誰だと思ってやがるッ!ガキの世話なんか……』
ブラ『 ふんぎゃあぁっ!(泣)』
ベジ『 早速泣きやがった(汗)ちくしょう!』
一方、別室では…ブルマとチチが、ベジータの様子をモニターで見ていた。
そう、先程の部屋には隠しカメラが仕掛けてあったのだ。
チチ『 ブルマさん、やっぱり止めたほうが良いんでねぇべか?』
ブルマ『 だぁいじょうぶよ!』
チチ『 けどなぁ…悟空さが一緒ならともかく、ベジータさん一人で赤ちゃんの世話なんて無理があるだよ。何かあったら… 』
ブルマ『 いいから、しばらく様子を見ましょう 』
ベジ『 ミルクは擦り切り一杯…ぶはっ!ゲホっ!…は…鼻の中に…ミ…ミルクが…っ!! 』
ブラ『 びえぇぇんっ(大泣)』
チチ『 ああっ もう見てられねぇだ!』
チチは立ち上がり、モニター室のドアノブに手を掛けた。
ブルマ『 あら、何処行くの?チチさん 』
チチ『 あ〜…ちょっとトイレに…』
ブルマ『 あっそ。』
チチはモニター室を出ると、ポケットから携帯電話を取り出した。
チチ『 もしもし悟空さ?実は… 』
そして、いそいそとモニター室へ戻るチチに、ブルマは涼しい顔で尋ねた。
ブルマ『 孫くん、来るって? 』
チチ『 あはっ。バレてただか。』
ブルマ『 当然♪』
チチ『 ブルマさんには敵わねぇだι』