NOVEL

ベジータの赤ちゃん奮闘記
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それは、ブルマの一言から始まった。



ブルマ『 ねぇベジータ、悪いんだけど…今、急に大事な仕事が入ったから、ブラにミルク、お願いね 。』




ベジ『 なにッ?!何故オレが……!! 』




ブルマ『 んじゃ、よろしく〜♪』




ブルマは鼻歌を歌いながら部屋を出ていった。




ベジ『 アイツ…!オレ様を誰だと思ってやがるッ!ガキの世話なんか……』



ブラ『 ふんぎゃあぁっ!(泣)』




ベジ『 早速泣きやがった(汗)ちくしょう!』




一方、別室では…ブルマとチチが、ベジータの様子をモニターで見ていた。
そう、先程の部屋には隠しカメラが仕掛けてあったのだ。



チチ『 ブルマさん、やっぱり止めたほうが良いんでねぇべか?』



ブルマ『 だぁいじょうぶよ!』




チチ『 けどなぁ…悟空さが一緒ならともかく、ベジータさん一人で赤ちゃんの世話なんて無理があるだよ。何かあったら… 』




ブルマ『 いいから、しばらく様子を見ましょう 』




ベジ『 ミルクは擦り切り一杯…ぶはっ!ゲホっ!…は…鼻の中に…ミ…ミルクが…っ!! 』




ブラ『 びえぇぇんっ(大泣)』




チチ『 ああっ もう見てられねぇだ!』




チチは立ち上がり、モニター室のドアノブに手を掛けた。




ブルマ『 あら、何処行くの?チチさん 』




チチ『 あ〜…ちょっとトイレに…』




ブルマ『 あっそ。』




チチはモニター室を出ると、ポケットから携帯電話を取り出した。




チチ『 もしもし悟空さ?実は… 』



そして、いそいそとモニター室へ戻るチチに、ブルマは涼しい顔で尋ねた。



ブルマ『 孫くん、来るって? 』




チチ『 あはっ。バレてただか。』



ブルマ『 当然♪』



チチ『 ブルマさんには敵わねぇだι』
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