NOVEL
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月・影・輪 ―げっけいかん―
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青白く輝く満月を
黙って見つめるその姿は
おらの胸をギュウ…ッとしめつける。
けっして口には出さねぇが、きっと心の中で何度も語りかけているだ。
『 じいちゃん… 』
と。
おらは堪らなくなって、思わず悟空さの背中を抱きしめた。
悟空『 チチ…どうした?』
慰める言葉を見つける事ができなかったおらは、悟空さを抱きしめながら、ただ一言だけ呟いた。
チチ『 悟空さ……愛してるだ。』
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