NOVEL

ねぇ、悟空さ。
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『 か…め…は…め……波ー―――!!』


「!!!!」



…死ぬかと思っただ。
やっぱり気のせいなんかじゃねぇ。
技も、仕草も、醸し出す雰囲気も……



『 あちゃ…やり過ぎちゃった。ごめんね、大丈夫だった?おばあちゃん!』



悟空さそっくりだべ。

まるで、悟空さ自身がこの子の中で生きてるみてぇに。



「 大丈夫じゃねぇだ!死ぬかと思っただよ!!まったくもう!!おめぇは女の子だぞ?!山にこったらでっけぇ穴空けちまって!!」



『 ごめんなさぁい…』



口では怒鳴りながらも、内心では嬉しくて涙が出そうになっただ。

それもこれも
ぜ〜んぶ悟空さのせいだぞ?

ちゃんと聞いてるだか?!


悟空さ…

愛してるだ。





【ねぇ、悟空さ。】

END。
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