私の恋路

□死んでも腐っても美形です!-東堂-
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「なぁ!石井さんよ!」

「な・・・なんでしょう」

隣のクラスの東堂尽八毎時間毎時間放課になる度私のクラスへと来ては私に話しかけてくる。

お願いだから他の人の所へ行ってほしい。

例えば同じクラスの荒北くんとか!

だってたしか同じ部活なんでしょ?

お願いだから私にかまわないでぇ〜・・・!

と言う私の切実な願いも打つ砕くかのように彼は私の隣の席に座る。

ちょうど隣の席の子はどこかへ行っているようだ。

「今日の昼食は一緒しないかね?」

どうやら昼食のお誘いのようだ。

「な・・・何故ですか?」

私のような女があなたと居てはあなたの評価もきっと下がってしまいますよ!?

なのでどこかへ行ってください!

一刻も早く!

女子の視線が痛いほど突き刺さる。

そりゃあ・・・私のような可愛くもない。しかも目立った特技もない私が美形で有名な東堂さんに誘われていたらおもしろくないだろう。

私は1cmでも遠くに離れようと椅子を少しづつ後ろへ下げる。

「オレが一緒に食べようと言っているのだ。断る理由があるのか?」

「え・・・」
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