マヨネーズパフェ

□いがみ合う程なんとやら
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「土方死ねコノヤロー。」

「総悟テメェ出会い頭にその態度とは殺されてぇのか?」

「まっさかァ!土方さんなんかに殺られるなんて真っ平でさァ。」

「ブチッ)...上等だ。叩き斬ってやろうじゃねぇか!ア゛!?」

「出来るもんならやってみて下せェ。すぐに返り討ちにしてやりまさァ!」



此処は真撰組屯所。



二人は朝っぱらからいつものやり取りを始めている。



「...またやってるよあの二人。」

「嗚呼...隊長が副長にちょっかい出すから...。」

「まあ仕方がないよなぁ。あの喧嘩、今に始まった事じゃないし...。」

「そうだけど...朝位静かにして欲しい...。」

「...それは同感だ。」


遠巻きにちらちらと二人を見やる隊士達。



無論、静かにしてくれなんて言えるはずもなく。



「副長〜っ、取り敢えず落ち着いてくださいよ!隊長も!あっ!そういえば副長、昨日没収した俺のミントンのラケット返して下s」

「黙れ山崎!!!」

「ぐほぉっ!!」


ジミー君こと山崎は、今日もKYな発言で土方にボコられる始末。



「...おいおい喧嘩は止めろよー?トシ、総悟。早く朝飯食わねぇと食堂閉まっちまうぞ?」

「大丈夫でさァ近藤さん。土方のアホをとっとと潰してすぐ行きやすんで。」

「テメェ何俺を潰せる前提でいやがるんだ?潰れるのはテメェだ総悟ぉっ!!」

「随分と自信ありますねィ。刀の腕は俺の方が上じゃねぇですかィ?」

眼を見開き、激昂する寸前の土方。

「ストップストップ!!ほんとお前等マジでストップ!!!」

このままだと屯所もろとも大破壊されると予感して、近藤は必死に止めに入った。



それをやはり遠巻きに見ている隊士達。


「はぁ...。何であの二人、あんなに仲悪いんだろう...。」

「俺も知りてぇよ...。」




そう。



真撰組副長、土方十四郎


真撰組一番隊隊長、沖田総悟



二人は仲の悪さで有名だ。



本来ならば二人で協力して近藤を支えなければならない立場なのだが...。



「腐れマヨラー。」

「糞餓鬼が。」



その気持ちは皆無に近い。




だがお互い、実力は認め合っている様で。




「とっとと死んじまえ土方コノヤロー!」

「おいテメェただで済むと思うなよ総悟っ!!」







......様、で...?








まあ、取り敢えず。






二人の、こんな日常。
 

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