監禁迷宮
□繰り返される業
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「・・・・・」
レナは考えていた
いや、思い出しかけていた
幻なんかじゃない
私はみんなを知っている
転生を繰り返し
そして、この塔にも何度も来た
「思い出せない・・・」
なぜ、終わったのか
なぜ、繰り返すのか・・・・
ここは、《魔の塔》、罪人の流刑地だ 、幻覚を見せて骨になるまでさ迷わせる
いつだったか、
レオがそう言っていたが・・・・
すべてが繋がるにはまだ記憶が
完全ではなくて・・・
「ぅ、ううっ」
「お兄ちゃん!」
頭を抱え唸っているレオを見つけ
レナは駆け寄った
明らかに様子がおかしい
「お兄ちゃん、どうしたの」
「・・・」
「お兄ちゃん、痛い」
レナの手首を痛いくらい強く握る
虚ろな心ここにあらずな目・・
「 レナ・・・、どうしてなんだ 」
「お兄ちゃん!?」
「 レナ 」
「いやっ、お兄ちゃんやめてっ」
レナの声が聞こえていないのか
レオは、 レナを押し倒し
乱暴にドレスを破いた
胸元に両手を入れられ、
両側に裂くようにドレスを破かれる
ブラを上にずらし、
露になった 乳房を揉みしだきながら、突起に吸い付いた
「いや、お兄ちゃんっ何で・・・」
レナの声は震えていた
だが、レオには届いていないようで
行為は続けられる
「 レナ、 レナっ 」
レナの名を繰返し呼びながら
全身愛おしむように、なで回し舌を這わせる
自分のものだと印を付けるように
首筋や乳房、腰にまでキスマークを残していく
「お兄ちゃん、やめて・・・」
「 レナ、何でなんだ
こんなに、こんなに愛しているのに」
愛撫が下半身にも及び
レナはぞっとした
足の裏を撫でるように触り
指の間にまで舌を入れてくる
全身舐め回される
「ぃゃ、いやぁああっ」
狂気としか思えない行為
レナの知っているレオではなかった
レナ は、レオを蹴り飛ばし
逃げ出した
「あ、ああっ」
「 レナ、逃げないで」
バタンッッ
ドレスの裾を踏み、倒れる
レオは再びのしかかり、
今度は逃げられないよう押さえ込んできた
「やめて・・・」
「大丈夫だよ、
俺は、あいつらとは違う
愛してる レナ、優しくするから 」
「ひっ、いっ、ぃやぁああああっ」