監禁迷宮
□拷問快楽
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螺旋階段を降りきった瞬間
景色が変わった
さっきまで手を繋いでいたというのに
レオの姿もどこにもない
これが幻覚ならそこにいるはずなのに
レナはレオに触れられないかと手で探す
が、何も触れない
また、一人だ
膝をつき空を見上げた
見渡す限り青空
これが、幻覚だなんて
感情が昂れば戻れる・・・
と、レオは言っていた
「・・・」
シデンの時はどうやって戻ってきたかを思いだし、 レナは顔を真っ赤にさせた
服も変わっていた
黒のキャミソールワンピ
露出が激しい
幻覚なら本当はフリルドレスを着ているはずだと二の腕を触ってみるが
服の感触はなく柔らかい二の腕をがっつり掴めた
「なんなのよ、もう」
シデンの屋敷はない
それどころか、世界観まで違う気がする
「見つけたぞ、あそこだ」
「なるべく傷はつけるな、捕まえろ」
衛兵らしき格好の男が数人向かってくる
反射的に追われているのは自分だと気づき逃げ出すが、
あっけなく捕らえられてしまった
「間違いない、城へ連れていけ」