監禁部屋
□肉人形
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「修也様・・・」
目が覚めたら、隣に修也様が居た
起こさないようにそっと、手を離し、布団をかける
「軽い・・・」
足枷が外されていることに気づいた
今なら、出られるんだ
一瞬思ったが、それは出来ないと思った
修也様は、手当てして解放してくれたのに
逃げるなんて・・・
とりあえず、体を洗いたくて、シャワールームに向かった
・・・・
「・・・」
身体中が痛い
シャーワーのお湯がしみる
痣をみつけるたび、力ずくで抑え込まれ暴行された恐怖が甦ってくる
「怖い・・・」
一翔様が怖くてたまらない
私を逃がしたら、一翔様は怒り狂って、修也様に何かするんじゃないか
「・・・」
ガクガクと足が震えた
だって、一翔様はもう人を殺している・・・
「・・・」
どうすればいいのか、
考えても考えてもわからなかった