監禁部屋
□玩具遊び
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「おはようございます」
「・・・ああ」
あのあと、狭いベッドで一緒に寝た
修也様は、少し泣いていて
私は、自分に出来ることを考えていた
「・・・仕事、行くんですか?」
「ああ」
「あのっ」
「あの、私・・・償いたい。父のこと何も知らずにいた。何でもしたいんです、でも・・・」
「もう、嫌・・・だよな」
いつの間にか泣いていた
修也様は優しい
頭にそっと手を置き、悲しい笑みを見せる
「違っ、怖いんです・・・。私が、私でいられなくなったら、何も考えられなくなったらって」
「わかるよ、俺は・・・間違っていた。
社長の愛娘をさやかと同じ目にあわせれば気がすむなんて・・・
さやかの復讐になるなんて、勘違いしていたんだ」
「・・・」
「考える時間が欲しいんだ、もう酷いことはしないから、もう少しここに居てくれないか」
「はい」