監禁部屋

□媚薬と調教
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簡単には壊れてくれるな

淫らな肉人形なんていらないからな

プライドも何もかもズタズタにしてやる

いっそ殺してと、死にたいと、
すがってくるようになるまで

メチャクチャにしてやる


男は、そう言った


気付いていた

最初から、強姦目的ではなかった

私を殺したいのだ、

命を奪うだけじゃない
心から、すべて・・・

私はあの男を知らない

でもあの男は私を知っていた

確信になる

誰でもよかったんじゃない

最初から、私がターゲットだった

「怖くない、私が折れなければ・・・あの男は私を殺さない」

嘘だ、本当は怖い

私が壊れて人形になれば、殺される

でも、耐えれば耐える程、あらゆる手段で私を辱しめる・・・

心が折れて死を望む

あの男はそれを期待している

次は何をされるのだろうか

怖い

「大丈夫、逃げるチャンスはある、絶対に・・・だから、今は耐える、出来る」

震えていた手をおさえこみ、
自分に言い聞かせた

お父さんもきっと私を探してくれている

大丈夫、助かるから

・・・・・・


男は昨日と同じで
朝からスーツ姿で出かけた
仕事・・・だろうか

一人になった部屋で
シャワーを浴び、ご飯を食べ、掃除をして、

今に至る

そろそろ夕方だ

夕食の準備をしよう
あの男の分も・・・


部屋の掃除をしたり、あの男の分も食事をつくったりするのは

そうしていないと、どうにかなりそうだからだ

あの男の為じゃない
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