監禁部屋
□知らない部屋
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頭が、痛い・・・
重たい
カチャリ
あれ、手に何か・・・
寝返りを打とうとすると、金属の冷たい感触
引っ張られ、体に不自由さを感じる
いつも寝ているベッドより少し硬い
違和感に重たい瞼をあけた
「ここ・・・どこ?」
心拍数が一気にあがる
瞬きすることも忘れ四方を見渡す
5畳程だろうか何もない狭い部屋
壁も床も天井も白い
目がくらみそうになるのはこの白さのせいか、それとも・・・
あるのはベッド
そのベッドに手錠で片手を繋がれている
「なんで」
ここはどこ?
私は何をしていた
必死に記憶をたどるが、全く思い出せない
「これじゃ、動けない」
とりあえず外に・・・
そう思うが手錠が邪魔をする
誰がこんなことを・・・
事件に巻き込まれた?
殺される
その考えがよぎった
恐怖がだんだん強くなる