シンタロー総受け
□贈り物は気持ちが大事だと言うけれど中身も大事だよね
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笑いし、土偶をそっと机の下に忍ばせた。
今度はカノの番らしい。
「へへ、おめでとーシンタロー君☆僕からはこれ!」
「何ではにわなんだよ!!お待ら古墳にでも行って来たのか!?」
ついに突っ込んでしまった。
ああ、マリーの番か...。嫌な予感しかしないんだが...。
「あ、あの、シンタロー...?これ、絶対シンタローに似合うと思うんだ...!」
目をきらきらさせ、それを手渡す。
「何?服?...、...」
白と黒を貴重としたフリフリの衣装。
フリフリの前掛け、カチューシャ。
ここまで言えばわかるだろう。
「今度着て欲しいな...!」
一時期マリーの事を純粋でいい子だなと思っていたが撤回する。
その時、玄関から呼び鈴が鳴った。
「何だ、宅配か?」
「あ!私です〜!」
エネがスマホの画面から声を張り上げる。
「そうなの?じゃあ私が取りに行ってくるねー」
モモがぱたぱたと玄関へ向かい荷物を受け取り、ダンボールを俺の前に置く。
「ご主人ー!私からもプレゼントですよ!」
「なぁそれ払うの俺だよな確実に」
勝手にネット注文何かしてんじゃねえよ!