Dream

□溶け合う心と体
1ページ/2ページ

暗闇の中で紅く揺らめく蝋燭の炎


寝台の横で佇む蝋燭から発する橙色の光は、私と元直様を優しく照らしていた。

私は元直の温もりが欲しくて、元直様を抱きしめた。
元直様の体は案外大きくて、体格がいい。故に、安心感がある。


「今日の春姫は、赤ん坊のようだな。もっと甘えてくれて構わないよ。そんな春姫が愛しくて、愛しくて、堪らないんだ…。」

元直様は、私を元直様の腕の中に閉じ込めた。


私の胸がきゅうと狭くなり、次第に熱を帯びるようになった。



私を抱きしめる元直様の腕の力が強くなる


「もう、一生春姫を離したくない…。愛してるよ、春姫」

「私も、元直様のこと、愛しています」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ